【同人マンガ】友達が奴○市場で売られてた【けもみみ駅】

同人マンガ

独特な画風がもたらすセンチメンタルな感情と少女への支配欲との交錯を絶妙な高度で描いた作品。

これだけでは何を言っているのか意味が分からないかもしれまっせんが、魑魅魍魎が跋扈する同人市場に新しい切り口で挑み成功を収めた作品・作者に対してはこれくらいの表現でもって称賛の意を示さなければならないでしょう。

サムネイル画像の通り、中世ヨーロッパファンタジー的でありながら、深夜アニメというよりはどこか童話風の絵柄が本作最大の特徴です。

この絵柄で描かれるのは、かつてよく遊んで幼馴染が奴隷市場で売られているのを発見し、それを買って自らの性奴隷にする男の子の物語。

純粋だった時間は過ぎ去り、既に自らの性欲を自覚している男の子は金で買った幼馴染の身体を貪っていく。

女を犯すこと、愛情をもって接するのではなく、一方的に支配して嬲ること。

その快感に目覚めていく男の子と、かつての想い出を飲み込み、状況を受け入れていく女の子との対比が情感たっぷりに描かている作品です。

なんとなくですが、本作を読んでいると初めて風俗に行った時のことを思い出します。

金で買った女を犯す、というのは恋人との性行為とはまた違った興奮がありますよね。

長期的な関係構築を前提とした相手への気配りなど不要で、まさにその場限りの関係。

複数回通うことになるとしても、こちらは純粋な性行為に対して金を払っているわけだから、女体を貪りつくように味わってよいし、指示命令もやりたい放題。

それでいて、相手も同じ人間であるという点にも興奮ポイントがあります。

同じように小・中・高校に通い、なんなら大学にまで通った(ている)にも関わらず、自分と風俗嬢のあいだには身体を買う側と買われる側、全裸の状態を支配する側とされる側という関係性がある。

学校に通っていた時分には、同級生に金を払って性行為をねだろうものなら、もう学校には通えなくなってしまうほどの顰蹙を買ったはずなのに、いまは淡々と金を払って相手を丸裸にさせている。

いつも風俗嬢にフェラをさせるときは、この風俗嬢が小・中学校に通っていたときの姿、その姿で自分の隣に座っている光景を想像するのですが、本作はそういった「女を買う立場になる」ことの快感における原風景を提供してくれているような気さえします。

女を買って好き放題するということ、女を純粋な性欲のはけとみなすこと、少年の心に宿るその心理的萌芽にもなぜだかたまらない気持ちにさせられる本作。

もちろん、抜きどころもばっちりですが、それ以外の面でもある種の精神的満足が得られる作品となっております。

友達が奴●市場で売られてた

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